第10回 西日本オモニ会大会(略称)に参加しました
2014年9月20日
大阪朝鮮人会館で行われた西日本地区のオモニ会会長、在日本女性同盟子女事業担当者の大会に参加してきました。
懐かしい大学時代の友人と熱く握手を交わし、『久しぶり~元気~?』と言いながら必死で名前を思い出そうするけどなかなか思い出せない・・・。
別れた後に一緒に参加した同級生に『あの子誰やった?^^;』なんて事を繰り返してる内に大会が始まりました。
女性同盟中央副委員長の挨拶で大会は幕を開けました。
今大会の骨子はズバリ《民族教育》です。
二人の講師をお招きして講義が行われました。
神戸朝高で教鞭をとられている教務部長先生、そして朝鮮大学校 教授。
余談ですが、教授は大学時代の私の恩師で、これまた15年以上ぶりの再会となりました^^
話は逸れましたが講義で一番心に残った言葉があります。
『志』
ここからは父母会のブログではありますが、参加者として私自身が感じた事をこの場を借りて綴りたいと思います。
民族教育の必要性で一番最初に思うのはコリアンとしての自覚を持つ為だと多くの方が思っているのではないでしょうか。
歴史の流れの中で日本という異国の地に根付いた私たちが日本人ではなく、コリアンだという事を子供達にもわかってほしくて朝鮮学校に通わせる、それが始まりではないかと。
では自覚を持てばそれで朝鮮学校に通わせた目的は果たせたのか、神戸朝高の先生は今回の講義でその先に子供たちがもつべき『志向(志)』について話して下さいました。
言葉を覚え、コリアンとしての自覚が備わった後、コリアンとしてどう生きて行くべきかという志を持つことが民族教育の必要性であると。
全国的に朝鮮学校の学生数は減少し、学校運営がどんどん難しくなっているのが現状です。
朝鮮学校に入学しない子もいれば、途中で日本の学校に転出していく子。それぞれにいろんな理由や事情がある。
昔と比べて今は子供達にも色んな選択肢があり、朝鮮学校に通っていてはハンデを背負う事になる、と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、本当にそうでしょうか。
朝鮮学校の授業内容は日本の学校と比べて遜色はないし、子供達も素直でコミュニケーション能力にも長けている。朝鮮学校を卒業して社会で本名で活躍している子も沢山います。
日本の方で朝鮮学校を高く評価してくださる方も協力的な方も沢山います
金銭面の大きな負担、オモニ会や他にも色んな活動で朝鮮学校に子供を通わせる親の負担は確かに大きい。
けれどそれを差し引いても余りある素晴らしさが子供達に根付いていると思いませんか?
民族教育の素晴らしさは子供たちが証明してくれています。
その素晴らしさを外にどんどん発信していくことがとても重要なんだと大会を通じて強く感じました。
では誰が発信していくのか、それはやはり学校に関わる全ての人だと思います。学校の中にいる私達が『志』を持って動きださなければいけない段階にきているのではないでしょうか。
今こそ皆の心を一つに!!タンギョル!タンギョル!タンギョル!
と、鼻息荒く、四日市のオモニ会の活動報告も行い、熱い拍手も戴きました。
これ、サマーフェスタの漫才より緊張しました!
濃い一日が終わり、いつもお世話になっているキムチ屋さんに挨拶に伺った後、鶴橋の町を堪能して帰路につきました^^
この記事へのコメント
コメントを送る